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勉強部屋の起源

頭の良い子が育っている家の共通点とは、多くのこどもたちが親から与えられたこども部屋では勉強をしていないという事実でした。

こどもは勉強部屋に押し込まれて勉強するのが嫌いです。
こどもたちも開放されたコミュニケーション空間をもとめています。
考えて見れば、そもそもこどもは勉強部屋で勉強しなくてはならないと誰が決めたのでしょうか。
戦後のLDK幻想、すなわち2LDK、3LDKというように生活空間を小割にするという発想が、部屋という幻想を生み出したのです。

欧米の家にもこども部屋はありますが、広いリビングルームがまずあって、家族コミュニケーションの場が確保された上での個室となっています。
個の自立に対する意識も日本とは異なっています。

そもそもLDKという考え方自体、戦後の劣悪な住環境の中で、せめて生活空間と寝るスペースを区分けしようということから生まれたという歴史的経緯があります。
そして、小分けした空間をどのように割り当てていくべきかと考えた際に、教育熱心な日本では、結果として部屋(=勉強部屋)が筆頭に上げられてきたということなのです。

こども部屋をめぐっては、個室を与えることが引きこもりや非行の温床になっていると指摘されるなど、最近はどちらかといえば否定的な論調が強まっています。
こどもの脳の発達、特に高度な人間的な能力を担う前頭連合野の形成には、コミュニケーションが豊かにとれる環境に置くことが重要であり、その観点からすると「部屋」にを閉じこめるのではなく、もっと開放的なコミュニケーション空間の中で育てるほうが良いのです。

(Child Research Netより引用)